最後のトラブル

家の完成まで、下駄箱などの備え付け家具取り付けや外構のみくらいの時期になっていました。

私は月に一回の土曜日出勤をしている時でした。

義理父から連絡が入りました。

外構を進めている業者が、実家と私たちの家との土地境に仕切りのコンクリートを埋めはじめたとの事。

義理父が確認したら図面がそうなっているとの事。

慌てて、社長の息子さんに電話を入れました。

すぐに確認しますとの事。

そして夕方、電話がかかってきました。

義理父が勘違いしていると。

図面上仕切る事になっているとの事でした。

最後の打ち合わせで変更したコンクリートを実家の犬走までつなげるという点が現場業者まで伝わっていなかったのです。

度重なるトラブルで頭に血が上りやすくなっていた私はついにブチ切れてしまいました。

先日の社長の打ち合わせでコンクリートはつなげるように話しをしたこと。

いったい何度素人に指摘されてなければまともな仕事ができないのか、かなり強い口調で話して電話を切りました。

夜になって冷静になって考えてみると前回の打ち合わせ内容すべてが社内で共有されていないのではないかと気が付きました。

そこで、メールでエアコンの再見積もりの件を息子さんに確認したところ、知りませんでした、すぐに見積もりいたしますとの事。

一連のトラブルは、担当が途中で変わってしまったこと、途中で社長が引継ぎをして、新担当が外部修行から帰ってきたばかりの息子さんであり、二重担当の状態に一時期なっていたこと。

親子でありがちなコミュニケーション不足が起きていたことなどが原因だろうなという所でした。

嘆いても実害は柱の跡が少しくらいでしたから、契約上強くでる事もできず、一応家はきちんと建ったのですが、気分的には微妙な引き渡しでした。

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